「あー、今日中にこれ全部終わらせなきゃいけないのに、全然やる気が出ない…」
「やることが多すぎて、何から手をつけていいか分からない!」
そんなふうに、目の前のタスクの山に圧倒されて、身動きが取れなくなってしまうこと、ありますよね。
特に仕事で毎日たくさんのタスクを抱えているあなたは、きっとこの感覚をよく知っているはず。
でも、安心してください。
今回は、そんなあなたの心をグッと軽くし、仕事の効率を劇的に上げる魔法の心理テクニック『作業興奮』についてお話しします。
やる気がない…でも、大丈夫!『作業興奮』があなたの味方
『作業興奮』って、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
これは心理学の言葉で、簡単に言うと、
『なんだかやる気が出ないなぁ…』という時でも、
「ちょっとだけ」「ほんの5分だけ」
と、とりあえず作業に取り掛かってみると、
不思議と集中力が高まって、だんだんノッてきて、気付いたら『あれ?こんなに進んでる!』となる現象のことなんです。
脳を起動させて仕事モードへ!『作業興奮』でタスク処理能力を上げる方法
私たちは、何かに取り掛かる前って、どうしても『面倒くさい』とか『大変そう』という気持ちが先行しがちです。
でも、それは脳がまだ『休憩モード』だから。
『作業興奮』は、この脳のスイッチを『仕事モード』に切り替えるための、とっておきの方法なんです。
らくぼ先生からの実践アドバイス
では具体的にどうすれば『作業興奮』を味方につけられるのか、いくつかポイントをお伝えしますね。
1.まずは『5分だけ』と区切ってみる
『よし、この書類を全部終わらせるぞ!』と意気込むと、そのボリュームに圧倒されてしまいますよね。
そんな時は『とりあえず、最初の1ページだけやろう』とか、『このメールの返信だけ終わらせよう』など、
**『5分で終わるくらいのごく小さなタスク』**を目標にしてみてください。
人間には、『最後までやり遂げたい』という気持ちが本能的に備わっています。
小さな一歩を踏み出すことで、『もう少しやってみようかな』という気持ちが自然と湧いてくるはずです。
2.『完璧』よりも『着手』を優先する
「完璧にやらなきゃ」「間違えちゃいけない」
そんな思いが強すぎて、なかなか作業を始められない…という人もいるかもしれませんね。
でも、立ち止まっている時間が一番もったいないんです。
まずは『完璧じゃなくていいから、とにかく手をつける』ことを意識してみましょう。
作業を進めていく中で、もっと良いアイデアが浮かんだり、新しい発見があったりすることもたくさんあります。
3.簡単な『ウォーミングアップ』から始める
スポーツ選手が試合の前にウォーミングアップをするように、私たちの脳も、本格的な作業に入る前に『準備運動』が必要です。
例えば、
- 簡単なメールの返信
- 書類の整理
- 今日やるべきことのリストアップ
など、あまり頭を使わない単純な作業から始めてみましょう。
これを続けることで、脳が徐々に活性化し、複雑なタスクにもスムーズに取り組めるようになりますよ。
4.『見える化』で達成感を味わう
ToDoリストに書いたタスクを一つずつ消していく、というのは、それだけで達成感が得られますよね。
『作業興奮』は、この達成感によってさらに加速します。
たとえ小さなことでも、終わったタスクにチェックをつける、色を塗るなどして、
『これだけ進んだ!』ということを視覚的に確認できるようにしてみましょう。
まとめ:小さな一歩が、大きな変化を生み出す
『作業興奮』は、決して特別な能力ではありません。
誰もが持っている、脳の自然な働きです。
やる気が出ない時、タスクに圧倒されそうな時、
まずは『5分だけ』、本当に小さな一歩でいいから、
『とりあえずやってみる』
このシンプルな行動が、あなたの仕事の効率を大きく変え、
心に余裕と自信をもたらしてくれるはずです。
山積みのタスクも、もう怖くない!
今日からあなたも、『作業興奮』を味方につけて、もっと快適に、もっと楽しく仕事に取り組んでみませんか?
らくぼ先生より
「やろう」と思っているだけでは、何も始まりません。
「とりあえず、やってみよう」
この一言が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになります。