血液型で性格は決まらない!? でも無視できない理由

対人

今日は、女子会とかで
ついつい盛り上がっちゃう
「血液型」の話。

「〇〇ちゃんって、やっぱりA型だよね~」
「B型っぽいと思った!」
なんて会話、したことあるでしょ?

でもね、

ちょっと驚くかも しれないんだけど…


血液型で性格が決まるって
信じているの、
実は日本人くらいなんだって!


海外の人に
「あなたの血液型は何型?」
って聞いても、
「え?なんでそんなこと聞くの?」
って不思議がられちゃうことが多いんだ。

輸血とか、
特別な時以外は
自分の血液型を知らない人も
普通にいるくらい。

じゃあ、なんで日本では
こんなに血液型と性格が
結びつけられているんだろう?

テレビや雑誌の占いで
よく見るから?
周りのみんなが
そう言ってるから?

実はね、

心理学の世界では
「血液型と性格の間には
 科学的な根拠はない」
って言われているんだ。

たくさんの研究が行われたけど、
「この血液型の人は、こういう性格」
っていうデータは、
残念ながら見つかっていないの。

えー!じゃあ、
今まで信じてたのは 何だったの!?
って思うよね。

これはね、
「思い込み」や「刷り込み」
の影響が大きいと考えられているんだ。

例えば、 「A型は几帳面」って
小さい頃から何度も聞いていると、

A型の人は
「自分は几帳面じゃなきゃ」
って無意識に思ったり、

周りの人も
A型の人の行動を見て
「やっぱり几帳面だ!」
って思い込んじゃったりする。

これを心理学では
「バーナム効果」
(誰にでも当てはまりそうな性格の記述を、
自分だけに当てはまると思ってしまうこと)
と似たような現象だね、
って説明したりするよ。

みんなが
「A型はこういう人」
「B型はこういう人」
って無意識に思っているから、
だんだんそのイメージに
自分を寄せちゃってるのかも。

じゃあ、
血液型性格診断なんて
信じない方がいいの?


うーん、

科学的な根拠はない。
それは事実。

でもね、
ここからが面白いんだけど、

もし、日本社会の多くの人が
「血液型で性格がある程度わかる」
っていうのを
暗黙の共通認識として
持っているとしたら…?

それって、
コミュニケーションの きっかけとしては、
めちゃくちゃ便利じゃない?

「私、O型だから大雑把なんだよね~」

「あ、わかる!私も!」

みたいに、
自己紹介やアイスブレイクに
使えたりする。

相手が何型か知っていると、
(たとえそれが思い込みだとしても)
「この人には、
こういう風に
伝えた方がいいかな?」
って考えるヒントになったりもする。

大事なのは、
「血液型=その人の全て」
って決めつけないこと。

科学的な根拠はないんだから、
「あの人は〇型だから、絶対こうだ!」
って思うのは危険。

でも、
「日本では、
血液型の話が
コミュニケーションツールとして
機能している部分もある」
っていう事実を知っておくと、

人間関係が
ちょっとスムーズになったり、
生きやすくなったりする
ヒントになるかもしれないね。

血液型は、
あくまで「話のネタ」くらいに
考えておくのが、
ちょうどいいバランスなのかも。


血液型の話で盛り上がるのも
楽しいけど、
その裏側も知っておくと、
もっと面白い視点が持てるかもね!

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