会議中、頭の中では『これは言った方がいいかな?』とか『でも、他の人が言うかもしれないし…』なんて考えて、結局黙ってしまうこと、ありませんか?
私もかつてはそうでした。
会議が終わってから『やっぱりあの時、こう言えばよかった!』って後悔することもしょっちゅう。
『傍観者効果』って、どんな現象?
今回のテーマにもなっている『傍観者効果』。
これは心理学の言葉で、簡単に言うと『大勢の人がいる状況だと、誰もが『誰かがやるだろう』と思って、結果的に誰も行動を起こさなくなる』という現象なんです。
たとえば、道端で困っている人がいても、周りにたくさんの人がいると、『誰かが助けるだろう』と思って、自分からは行動しにくい…なんてこと、ありませんか?
会議も同じで、参加者が多ければ多いほど、『誰か他の人が発言するだろう』と思ってしまい、結果として自分からはなかなか発言できなくなってしまうんです。
あなただけじゃない!会議で発言できない心の裏側
会議で発言できないのは、あなたが引っ込み思案だから、というわけではありません。
周りの目を気にしたり、『もし間違ったことを言ったらどうしよう…』という不安があったり。
そして、この『傍観者効果』も、発言をためらわせる大きな要因の一つなんです。
『こんなこと言ったら、みんなにどう思われるだろう?』
『変なこと言って、会議の邪魔になったら嫌だな…』
そんな風に感じるのは、すごく自然なことなんですよ。
あなたの一言が会議を変える!『傍観者効果』を打ち破る3つの方法
でも、もしあなたが会議で自分の意見を言えるようになったら、どうでしょう?
きっと、会議はもっと活発になり、あなたのアイデアで良い方向に進むかもしれません。
ここでは、『傍観者効果』の罠から抜け出して、自信を持って発言するための3つのヒントをお伝えしますね。
1.『小さな発言』から始めてみよう!
いきなり大勢の前で長々と話すのはハードルが高いですよね。
まずは、小さな一言から始めてみましょう。
たとえば、
『〇〇さんの意見、私もそう思います!』
『少し補足させてください』
など、他の人の発言に賛同したり、簡単な補足を入れたりするだけでもOK。
この『小さな発言』が、次への大きな一歩になります。
慣れてきたら、質問をしてみるのもいいですね。
『この点について、もう少し詳しく教えていただけますか?』
2.『事前準備』で自信をチャージ!
会議の前に、今日の議題について少しだけ考えてみませんか?
『もし自分が発言するなら、どんなことを言おうかな?』
『この問題について、どんな解決策があるだろう?』
と、簡単なメモを準備しておくだけでも、いざという時にスムーズに言葉が出てきます。
完璧な準備は必要ありません。
『これだけは言いたい!』というポイントを一つ、心に決めておくだけで、気持ちがグッと楽になりますよ。
3.『指名されたらチャンス!』と捉える
会議中に『〇〇さん、この点についてどう思いますか?』と具体的に指名されること、ありますよね。
これはまさに、あなたの意見を求められているサイン!
『どうしよう…』と焦る気持ちもわかりますが、これは『傍観者効果』を打ち破る絶好のチャンスです。
たとえ完璧な答えが出なくても、
『そうですね、〇〇という点で考えていました』
『まだ考え中ですが、△△という視点も重要だと感じます』
など、今の自分の考えを率直に伝えてみましょう。
不完全でも、あなたの発言が会議を前に進めるきっかけになることもありますよ。
らくぼ先生からのメッセージ
会議で発言できないのは、決してあなたがダメなわけではありません。
『傍観者効果』という心の仕組みが、私たちに無意識のうちに影響を与えているだけなんです。
今日お伝えしたヒントを少しずつ試してみてください。
最初から完璧を目指す必要はありません。
小さな一歩を踏み出す勇気が、あなたの会議での役割を、そしてあなたの自己肯定感を大きく変えていくはずです。
あなたの一言が、会議の空気を変え、新しいアイデアを生み出す力になることを、私は知っています。
あなたへの質問
今回の記事を読んで、あなたは会議でどんな『小さな一歩』を踏み出してみたいと思いましたか?
ぜひ、コメントで教えてくださいね。
私も一緒に応援します!